ハッチの埋め込み個所が二重天井であるのはよくあることです。そうした場合、@通常どおりUSDの枠を埋めるか、Aジョイントハッチを埋めるかという話になります。ジョイントハッチは、USD枠を改造したジョイント上部枠、下ぶたのあるジョイント下部枠、その両方に挟まれるジョイント用当て板(4枚)の3つで構成されています。@とAの違いは次の3点です。
フロアーハッチは下部をジョイント枠を接続すれば、USDはしご内蔵型として使用できます。
見た目
上記@は直下階から見上げると天井にぽっかりと穴が開いており見た目が良くありません。Aであれば天井面より1cm程度出るだけですみます。
コスト
上記@は量産品ですのでほぼご予算通りになるかと思われます。Aは上部枠と下部枠は既製品ですが、当て板は現場の状況次第で寸法が変わります。また天井の仕上げ時期により打ち合わせや調整等も絡んできます。そのためコストの方も通常通りとはなりません。当社営業担当とお打ち合わせ願います。
仕上げ
上述のコストとも関連しますが、@の場合はUSD下部枠から天井面までのぽっかり開いた四方の囲いを現場サイドで施工していただくことになります。Aの場合は当社で天井面に合わせて下部枠を施工しますので@の作業は不要になります。
以上3点の相違がありますが、現場サイドのご都合に合わせてお選びください。尚、この避難ハッチの上部・下部・当て板を一式として、総務省消防庁の委任を受けた社団法人全国避難設備工業会の認定済です。